皆さんPANDA 1/2 という今年デビューしたバンド知ってますか?
フリッパーズ・ギター好きの人が聞いたら、涙を流します。それくらいいい意味で、90年代のギターポップの直球ど真ん中ミュージックです。
ある意味そのまんま、という見方もできます(^^;
コード進行が曲の構成などもかなり似ています。ぶっちゃけふざけているくらい似ています。大体この曲名のタイトル「中華街ウキウキ通り」。見た瞬間オザケンファンの半分を敵にまわしかねない、狙いすぎのタイトル。ちなみに1stシングルのタイトルは「上海は夜の6時」です。ピチカートのあの曲名を一時間地理をずらしただけです。曲は全く違うけどね。
でもなんだかんだいって気になってしまうのが人情ってもんです。聞いた瞬間僕は嬉しくて涙が出ました。まさに黄金期といったフリッパーズの音楽が現代に蘇った感じ。似ているといってももちろんPANDA 1/2の正々堂々としたオリジナル曲。女性ボーカルのミナミさんが軽やかに歌い上げる様は、王女様なのかもしれません。上はYOU-TUBEで公開されているプロモーション映像ですが、ベレー帽をかぶっているあたりが憎らしいです。どうみてもあの2人を意識しているとしか思えない。でも内容がそれだけ素晴らしい・・・とうかツボにはまるのでいいんです。私このYOU-TUBE映像を何十回も聞いてます。だって聞けば聞くほど、あの曲に似ている!っていう元ネタを感じざるを得ないから。
曲調は「恋とマシンガン」に似ています。さらに言えばこのPANDA 1/2の曲を作っているjamespandajrさんは元々は僕の大好きなtetrapletrapの方です。tetrapletrap・・・知らないかたもいるかもしれません。確か7,8年前だったかに突如現れ、あっというまに解散してしまいました。偶然にもタワレコのインストアイベントを通りかかったときにたまたま見て一瞬で惚れたバンドです。また宝島かどっかのフリッパーズギターの特集本には渋谷系の流れを汲むものとしてちゃんと紹介されているんです。そのtetraplrtrapってのはこれまたフリッパーズを意識した音楽でした。なのでPANDA 1/2になってもそこはやっぱり同じ人がやっているだけあって、似たような曲にはなるんでしょう。でもアレンジが色々と取り入れられているし違うところを狙っているような気もしますがいずれにせよ、女性版フリッパーズギターとでも言ったらいいのかもしれません。
とにかくあの頃の音楽が大好きな人は是非聞いて欲しいです。うちの妻のようになんか馬鹿にされている気がする・・・と怒るかたもひょっとしたらいるかもしれません。でもそれだけギターポップを愛して身についているからこそ、当時の音楽の素晴らしさを体現しているバンドとして尊敬していいと思うのです。逆に意識的に狙ったとしてもここまでは普通できないと思うのです。
とまあ一気に書き散らしてしまいましたが、是非聞いて欲しいってことです。僕はこういう音楽大好きです。今年は小沢健二が13年ぶりにライブやったりして当時の音楽性を再度見直していたこともあって、彼らの登場はとっても嬉しいです。そうそうちなみに僕は以前にも書いたけどツイッターで応募したら彼らのTシャツが当たったことがありました。そういったこともありなんか縁があるんですよね。いずれにせよギターポップファンには要注目のバンドだと思います。
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