なんとか発売日に買うことができました。
待ちに待ちに待ちに待ちに・・・・待ったポプシの新曲です。
ゲームの主題歌のシングルにカップリングで収録。
新曲の名前は「カゴノトリ」といいます。
聴いてみて想像したとおり、バラード調の物悲しい曲でした。
ピアノの演奏と藤島さんの声がとても美しくて儚いです。特にエンディングを聞いたときは涙が出ました・・・
ヴォーカル藤島美音子の本領発揮と書いたら大袈裟かもしれないけど、声の表情が豊かですね。伸びるような歌声も気持ちいいです。いや、今回は気持ちいいというか体に染み入ってくるような印象が強いかな。
曲調は違うけど遠い空とかLet Me Flyなどのように美音子さんのボーカルがとても活きている曲。
アレンジでバックに色々な音を入れてふくまらせているのも面白い。
イントロはどこからか歩いてくるというか、せまってくるような印象。
バッキングの、ンタタタン、といったリズムは何の音なんでしょう?またピアノがとても効果的に使われてヨーロッパの教会にある鐘の音のような印象もあってとても不思議な感じがしました。
僕はこういうタイプの曲ってすごく好きなんです。どういうことかというと、ヴォーカルの音域はすっきり綺麗にして、声をすごく生かしながらバッキングの演奏は激しくうねるような感じといったらいいかな。音域をちゃんと分けてそれぞれの演奏が生きるように作られた曲といったらいいのでしょうか?よく演奏がヴォーカルを消してしまう曲ってあるじゃないですか?僕はそれよりかは歌がはっきりと綺麗に聞こえるほうが好きなので、このカゴノトリのようなタイプはまさにツボにはまるんです。
サビのバッキングは弾いていて気持ちよさそうですね。ゆったりと歌う美音子さんと激しく演奏する平田さん、嶋田さんの対比がいいんだろうなあと想像できるのです。
そういう意味では遠い空と同じようにCDはちょっと音数増やしてもりあげておいて、ライブでは音数を減らしたアコースティックアレンジってのも合いそうな気がします。いや絶対合うと思う。
またゆったりとした中で嶋田さんのかけあがっていくギターソロやふつふつとした力強さを感じる平田さんのベースもツボにはまりました。
言葉ではうまく書けないのですが・・・・今までのポプシにありそうでなかったタイプの曲な気がしました。なんか最初聴いたときドラマかなんかのエンディングで使われていそうだと思ったんです。よくよく思い返せばゲームのエンディングテーマで使われているそうなので、なるほどね、ニヤリ。作曲は平田さんらしいですね。
LOUD CUTのときと同じように一定の制約の中で作られたからなのか(勝手に想像)、いつものポプシの感じとはいい意味で違う気もします。それが何なのかはよくわからないんですが、今までのギターポップ(最近エレクトリカルな要素もあるけど)とは違う新しい感じがする。歌謡曲っぽい感じもあるし・・・でも不思議なのはこういう曲でも、何故かポプシらしいって思えるんだよな。もちろんポプシの曲だから当たり前なのですが・・・引き出しの広さを感じさせてくれた一曲だと思いました。
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