昨日から次回イベントの情報解禁しました。
今回はトリビュート・イベントということで、コピーバンドライヴです。
小沢健二さん、Spiral Lifeさん、Swinging Popsicleさん、クラムボンさんのコピーバンドが集結!
昨年のライヴで出演者からも、お客さんからもまたやって欲しいという声を複数いただいて。
すごく嬉しかったんですよね。その期待にお応えして、やることになりました。
前回同様当サイトのお客様にとってなじみやすい渋谷・下北沢系・・・ってわけでもないんですがその周辺の近しいところで企画しました。
はじめは、コピーバンドでライヴイベントをするということに実はすごく抵抗がありました。今でもどっかで悩んでいる部分はあったりします。学生時代にちょっと人前でやるというレベルならともかく、こうやって多くの方たちとイベントをやることに、少々とまどいがありました。
それはこのサイトを運営しているという立場もあります。サイトを運営している身としてはミュージシャンの方々とはかなり緊張感を持って対応しています。時には憧れの方々とやりとりをさせていただくこともありますが、そのときでも、いやそういうときだからこそ、お仕事モード全開でやります。そのときにファンである自分という立場は一切捨てています。冷静に、あくまでビジネスライクに。これが基本スタンスです。
一方自分は音楽ファンであり、リスナーです。好きな音楽は聴きたいし、演奏したいです。バンドをやる以上は目標をもちたい。そうするとライヴというのはバンドにとっても一つのマイルストーンになります。でも果たしてコピーバンドでライヴをやっていいものなのか?と疑問が出てしまうんです。オリジナルでやっている方々を目の前にすると・・・苦労して楽曲を産みだしていることを考えると・・・内面ではオリジナルをやりたいと思っている自分がいることもあってどうなんだろう?と思ってしまうこともしばしば。
ただ考えを変えるきっかけが二つありました。
一つ目はmixiのコミュニティで知った「セッション・オフ」の存在。2年前までその存在すら全く知りませんでした。これは少し広めのスタジオを借りて、そこにファンが集まり、楽器持ち回りで好きなアーティストの歌を演奏するというもの。大体1回3時間から4時間くらいで、10曲くらいやることが多いかな。各パート、数名ずつ集まるので、一人あたり2~3曲程度です。ちなみにキーボードはやり手が少ないらしく一人で全部担当することもあります。こうやって音楽好きなファンが集まってコピー・演奏するのを楽しんでいる姿を見たとき、すごくいいなあと思えたんです。みんな楽しそうだったから、そして一生懸命。セッションオフは大学生が一番多いようですが、社会人もたくさんいてそういう世界があるということが、コピーバンドに対するファンのニーズ、欲求の表れなんだと思います。
二つ目はコピー/カヴァーでもプロとして活動しているバンドさんが多数存在すること。よくよく考えてみると例えばビートルズ・バーでは連日コピーバンドが出演し、お客さんを集めて人気を博していますよね。本当にうまいバンドだとコピーでありながらファンもついています。また前にも書いたかもしれないけど、サザン・オ-ルスターズのコピーで有名な「いとしのエリーズ」さんなど、年に何本もライヴをやっていて、お客さんも数百人とか場合によっては千人以上集めているそうです(これは知人からの伝聞です)。そういう方々がいることもほんの数年前までは知りませんでした。もちろん彼らはコピーバンドを徹底的に極めた頂点の方々だと思うので比較はしてはいけませんが、ただ好きなファンが集まってライヴをすることは別に変なことではないんだなと改めて知ったというか。
また以前自分が何人かのミュージシャンに、コピーバンドについてどう思うか聞いたところ、すごく嬉しいという答えをもらいました。自分の作った音楽が広がっていくというのが嬉しいんだそうです。またある方は自分のコピーバンドができると自分も一人前になったなと思う、とも話していました。彼らもバンドをはじめた当時はコピーバンドやカヴァーバンドをやっていたという方が大半なので、その気持ちがすごくわかるという話もありました(今回のイベントのオリジナルの方々に聞いたわけではないので、そこは正直わかりませんがでも前向きに捉えてもらえると信じています)。
どのバンドもライヴに向けて一生懸命練習をしています。
どんなステージになるかは、当日是非その目で見てもらえたらと思います。
DJをはじめ、スタッフも準備に向けて取りくんでいるのでよかったら是非遊びに来てくださいね。
イベント詳細はこちら。
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