青山月見ル君想フ ~月見ル9周年「月に恋してるの~
出 演:平賀さち枝/藤岡みなみ&ザ・モローンズ/sugar me
日 時:2013年10月15日(水) 開場:18:30 開演:19:00
会 場:東京・青山 月見ル君思フ
料 金:前売 2,500円/当日 3,000円(+1drink)
レポートというよりはただの感想だけど、せっかくなので備忘録として。
sugar me はユメオチのヴォーカル、テリーこと寺岡さんのソロ・ユニット。
以前吉祥寺でmilkと共演されたのを見て以来か、他にもどこかで見たことがあったと思うんだけど、思い出せない。仕事の都合でだいぶ遅れたものの、3曲、4曲程度は聞けた。
小ぶりのアコギを片手に英語詞の歌を歌うところは、ユメオチのフロントマンのときは全く違う様子。最近英語詞を歌う若いミュージシャンは少なくなった気がするな。もちろんセットリストから数曲歌うならまだしも、ほとんど英語詞ばかり歌う女性のシンガーソングライターって昔より減ってきた気がする。僕が知らないだけかもしれないが。。。声はわりと力強いイメージかな、とはいえ誰かに似ているといったものがすぐには思い浮かばなかった。
sugar me はデビュー前ながらボリス・ヴィアンの傑作小説『うたかたの日々』の映画化を記念して制作された『ムードインディゴ~うたかたの日々~』をリリースしている。限定生産らしく在庫もあまりないらしいので、気になる方はコチラのホームページからチェックしてみて。他にもCMソングなども歌っているらしくこれからがとても楽しみなミュージシャンの一人だ。あ、12月に初のオリジナル・アルバムをリリースするそうです。そちらも楽しみ。
この日唯一のバンド編成。ステージにメンバーが登場したときはどよめきが。何故かというと藤岡さんがパジャマで登場したから!。僕も10数年色々なライヴを見てきた中で、スーツだったり看護婦だったり、上半身裸、コスプレ、つなぎなどはあったけど、パジャマははじめてだ。ミュージシャンとは別にタレントとしての顔ももっているからなのか、衣装にはかなりこだわるタイプのようだ。そういえば、依然はチャイナ・ドレスも着ていた気がする。エンターテイナーとしての素質も少し感じさせつつ、この日は会場の月見ルが9周年ということもあって「盛り上げにやってきた」とMCで話していた。
演奏としては相変わらずネロさんのギターと諸岡さんのキーボードプレイが冴えわたっていたね。左手でベースライン引きながら右手でアドリブ・ソロをあれだけ弾ける人はあまりいないと思う。魅せる演奏というのはああいうのをいうんだろうな。藤岡さんも以前は歌だけだったが、この日はエレキをコード弾きするなどしていた。以前よりギターがうまくなっている気がする。あと歌も以前よりも安定してきた印象だ。声の通りも良くて聞きやすかった。会場が椅子席だったから、お客さんはみんな座ってのんびりと楽しんでいたが、やっぱりモローンズはスタンディングでノって見たいバンドだと思う。
モローンズと言えば物販が面白い。
毎回のように新作を作ってくる。この日は藤岡さんが自分の手でプリントして作ったTシャツとかパジャマとか洋服とか、タオルとか。プリントする機械を使って1点1点手作りなんだそうだ。リスナー心理としては1点ものって言われると欲しくなるから、物欲を刺激するよね(笑)。買った人いるのかな?
全体としては途中諸岡さんのピアノだけをバックに歌う曲もあって、今までどちらかという勢いで押してきたステージ構成に、緩急がつくようになったのが良かったと思う。個人的には藤岡さんがハンドマイクでステージを動き回りながら歌ったり、諸岡さんが浅倉大介のようにショルダーキーボードでプレイするのをいつか見てみたい。
最後は平賀さち枝さん。
ギター片手に一人歌う。MCで9周年おめでとうということで、お客さんと一緒に乾杯をしたのはよかったね。あれで一気に客席とステージが近づいたような気がしたからだ。平賀さんのライブははじめて見たが、詞の力が強い人なんだろうなと感じた。前の2バンドとが違い、弾き語り、この「語り」という要素が強かった気がする。仕事の都合で2曲で離脱したので、そのほかあまり書けることはないので、今度じっくり見てみたい。
最近平日にライヴを見ることがほとんどできなくなっていて、予約してもその日に何か起きたら見に行けない・・・なんてことがずっと続いている。この日は少しだけど見ることができたのは運が良かった。90分もいなかったと思うけど。ライヴを見るとね、スカっとするし次の日仕事頑張ろうと思えるしね。音楽ってほんとに素敵だ。
切り替えなきゃいけないのはわかっているんだけど、時間を作るのって本当難しいなと感じるこの頃です。なんだか最後はライヴとは関係ないお話になってしまいました(--;)
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