大晦日ですね。
今年も大変多くの方にお世話になりました。
ポプシクリップ。に遊びにきてくださった皆様、そしてインタヴューやイベントなどにご協力いただいたアーティストはじめご関係の皆様、裏で支えてくれたスタッフ並びに協力してくれた全ての方に御礼申し上げます。
皆さんのおかげで今年4年目を迎えたこのサイトも、地味にではありますが着実に前に進むことができたと思っています。
まずは良かったことから。
一つ目は1月にPOPS Parade Festivalを開催できたこと。
イベントを作り上げていくプロセスも含めてこれはとても学ぶことが多い実りのあるものでした。
このイベントはアーティスト交渉に大変時間がかかったことを覚えています。半年以上調整に時間を要したことや、直前で一組出演ができなくなったりしたことも今となってはいい思い出です(笑)。スタッフと何回も打ち合わせをしながら作っていったこともそうですし、初となる音楽冊子「Popsicle Clip. Paper+ vol.1」を制作したり、イベントグッズを作ったり、事前にアーティストによるイベント紹介ムービーを作ったり、当日はお菓子にカレーとまあとにかく考えられる全てのことをやったようなイベントでした(笑)。そして反省点や課題もたくさん見つかったイベントでもありました。。。
またこのイベントでは出演アーティストのインタヴューに音楽ライターの岡村さんにご協力いただいたり、イベントグッズではイラストレーターの中村佑介さんにデザインいただくなど、第一線でご活躍されている方にお力添えをいただけたことが本当に嬉しかったです。プロの仕事ぶりを見させていただく中で学んだこともたくさんありましたし、いい意味でも悪い意味でも個人でできること、個人ではできないことの見極めがついてきたように思います。
二つ目は特集記事、インタヴュー記事を通じてアーティスト、ミュージシャンについての理解を少しずつではありますが深めることができたことです。
アーティストへの理解を深めるため今年はインタヴューをする回数を増やしながら質を高めるよう取り組んできました。とはいえ未だ追い込み方が甘かったりつっこみが弱いのでまだまだなんですが、それでも一年前に比べて大分自分の中の意識が変わってきたように思います。
以前はどちらかというと自分がリスナーだったらどういうことを聞きたいだろうか?という視点で話すことが多かったのですが、今はよりアーティストが作品を通じて何を表現したいのか?にフォーカスするようにしたり音楽の話だけでなく周囲の話や雑談含めて色々な話をするようになりました。そうすることで厚みが少し増してきたと思います。そういえばインタヴュー記事にレビュー記事をセットにしたり、応援コメントをいただくようにしたり、など記事の幅を広げる取り組みにもチャレンジしました。音楽雑誌ではよくあることですが、それを一個人でやるには各種調整が本当に大変なんですよね。それでもいくつか形にできてよかったと思っています。
特に黒沢健一さんの記事は有難いことに本当に評判もよかったみたいで。単一記事のアクセス数で見ても、商業サイトの記事と比較しても遜色ないですし、有料でも読みたいというコメントもたくさん頂けて本当にやって良かったと思っています。何よりびっくり電話さんはじめ黒沢さんのコアリスナーの方にも喜んでいただけたのが嬉しかったですね。ある意味一番厳しい人たちですからね。
三つ目はまだ記事の公開をしてはいないのですが、海外アーティストへのインタヴューにチャレンジしたことです。ただいま記事制作中なのですが、通訳の方を通じてのインタヴューははじめてでしたし、翻訳作業ややりとりも含めて非常に大変なのですが、なんとか形にできそうです。こういった新しい経験ができることはやっぱり刺激になりますし、学びにつながるんですよね。他にも様々な経験ができていることは本当にありがたいことだなと感じています。
一方自分への大きな反省があります。
それは9月以降環境が変わり急激に忙しくなりまして、サイトの更新がほとんどできなかったことです。サイトの制作にあてられる時間がそれまでの1/10程度になりました。ライヴを見に行く機会も極端に減りました。そのため多くの方にご迷惑をおかけしてしまいました。環境変化による作業量の見極めができなかったのです。この点がボランティア・スタッフでやっている体制の弱点であることを痛烈に感じました。もちろんそのままにするつもりはないのですけど、少し時間がかかりそうです。早ければ2月下旬から少しずつ更新頻度をあげていけるかなとは思っていますが。この点弱い部分は来年一年かけて改善したいです。
辛いこともたくさんあったんですけど、今年も本当に多くの方に支えてもらい一年を過ごすことができました。
2014年も頑張りますので来年もよろしくお願いいたします。
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