なんだかんだポプシクリップ。が5年目を迎えることができた理由その3。

 

ポプシクリップ。です。

こんにちは。

 

昨日一昨日と何故続けることができたのかなあ、という話をしました。

常に新しいことに取り組んできたこととか、メンターの存在とか。

 

今回は少し違った視点で考えてみました。

何故できたのか、現実的な部分で考えていたことを書こうと思います。

 

 

1つ目は私がもともと仕事でWEBサービスやWEBサイトの企画運営の仕事をしていたことが大きいと思いました。アーティストの役に立ちたい!と思ってはいたものの、実際には何かしらの役割を果たさなければいけません。好きという気持ちだけでは、ダメなのが世の中。

 

何かできないかな?と思ったときに自分なりに、音楽業界を見ていて気付いたのは、「音楽を届ける媒体」の少なさでした。アーティスト、ミュージシャンの数に比べたら、とても少ないのです。毎年400組ものアーティストがデビューする中、テレビや音楽雑誌などは、メジャーや広告費を出せるところか、有名な人気バンドなど記事になりやすいものしか取り上げません。経済原理的にはそれは当然のことなのですが、逆にそれがチャンスだとも思いました。

 

他にも貢献する手法の候補として特定のアーティストのスタッフという形とか、タワレコや楽器メーカーなどの企業で働くとか色々考えたのですけれども、一部を除きどこかに縛られるのは嫌だったんですよね。普通に仕事では縛られているので(笑)、好きなことをやるためには、なるべく制約はなくしておいたほうがいいだろうと思ったんです。

 

WEBであれば自分のスキルを存分に生かせます。勝間和代さんが著書「目立つ力」の中で書いていたのですが、「WEBサイトは立体名刺」というように、WEBサイトを運営しているとそこには磁場みたいなものができて、人が集まってくるんです。このことはある程度想像できました。何よりWEBは他の媒体に比べて経費があまりかからないのと、スモールスタートができるし24時間どこでも更新できるので、時間さえ作れればどうにかなるかなと思ったんです。

 

あと人脈は?となります。アーティストやレコード会社などとのつながりはゼロでした。ここについては、昔嫌々営業をやっていた経験が生きました(笑)。そう、いわゆる飛び込みってやつです。地道に足しげくライヴに通って、挨拶をして、 顔を覚えてもらってと・・・それを延々と繰り返しました。・・・結果仕事で培ってきた経験を別に生かすというプロボノ発想で取り組めたのがよかったのだと思います。

 

 

2つ目は、他人の参入が難しいジャンルにターゲットを絞ったことでした。ポップスやギターポップスカテゴリの情報を発信するサイトって、他にやっている人がいなかったんですね(笑)。競合がいないということはブルーオーシャンですから、先行者利益が大きいのです。この場合の利益というのはお金のことではなくて、実績をつみやすいということなんですけど、それは大事なポイントでした。

 

普通の会社がこのジャンルに特化したニュースサイトなりをはじめたとして、絶対にそれだけでは金銭的にはペイできないんですね。ペイするにはマーケットが小さいということもありますけど、インディーズバンドってそもそもお金をもっているわけではないので、普通のニュースサイトのビジネスモデルを当てはめて・・・といった広告収入には期待できません。まあアーテイストからお金をもらうつもりはもともとないですけど・・・となると他で稼いでいてかつ時間が作れる人、お金を持っていて投資ができる人、そしてポップスカテゴリに情熱のある人しかやらないというかやれないんですね。とても面倒なので。それでもってWEB等の運営スキルを持ってかつアーティストとの人脈を作れる人となると・・・結構限られると思ったんです。仮にできたとしても他に収入源を確保していない限り長くはもたないでしょう。

 

私の場合はまず想いがあって、たまたまスキルも少し持っていました。そしてストリートチーム形式、プロボノ形式でやることで限りなく支出を抑えながらやってきました。だから運営費だけでいったら常に赤字です(笑)。それでもやるのは、そのお金以上に得られる価値と意義が見いだせるからで、だからポプシクリップ。は全体的な価値でいえば黒字。ライフワークとしてやる以上はそうでないと意味ないですからね。その意義が見いだせている間はやり続けられると思います。少なくともこの業界は面白い人がたくさんいて、感動もたくさんあって飽きないし色々な人に出会えるのがとてもエキサイティングだから。

 

 

まあ一番の理由は、世の中にはカッコイイバンドがたくさんあってグッドな音楽があるから、それをもっと多くの人に知ってもらいたいってだけなんですけどね。

 

 

最後まで読んでくれてありがとう☆

 

 

 

目立つ力

目立つ力
勝間和代

 

単行本: 256ページ

出版社: 小学館 (2009/10/1)

言語: 日本語

ISBN-10: 4098250497

ISBN-13: 978-4098250493

発売日: 2009/10/1

 

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