こんばんは。
昨日発売したポプシクリップ。マガジン第6号。すでに手元に届いている方もいるようで大変嬉しい限りです。
しばらく編集後記なんぞを書いてみたいと思います。
まずはadvantage LucyさんとVASALLO CRAB 75さんについて。
今年はSwinging Popsicleとadvantage Lucyがともに結成20周年を迎えられ、本当におめでたい一年でした。
4月に二組が合同イベントをやられていて、僕も取材で入らせていただいていたこともあって、今回の雑誌ではそのときの対談記事やライブレポートを掲載しました。
聞いたところ去年僕が企画したPOPS Parade Fes.で互いに今年結成20周年であることに気づいたんだそうです。きっかけが作れただけでもリスナーとしては本当に嬉しい限りで。。。
そしてadvantage Lucyといえば、毎年恒例の胸キュン☆アルペジオです。
今年は13回忌と節目の年であり、6バンドも呼んで賑々しくやるということだったので、特集として記事を作らせていただきたいと提案させてもらいました。ご存知の方も多いと思いますが、福村さんはルーシーとVASALLOの2つのバンドをやられていたんですよね。そこでルーシーアイコさんとVASALLOの工藤さんに伺い、簡単なヒストリー、出演者全員コメントまでつけさせてもらいました。6バンドの皆さんには本当にお世話になりました。
それと・・・胸キュンの記事を入れた理由がもう一つあります。
B.M.X.バンディッツのダグラスやティーン・エイジ・ファンクラブのノーマンらに話を聞いたことがあります。何故グラスゴーの音楽シーンで彼らが長く音楽を続けられているのか?その理由についての彼らの答えは、シンプルに音楽が好きで生活に根付いているからだと、そして仲間の存在の2点を挙げていたんですね。グラスゴーではスティーブン・パステルやダグラスらが中心、ハブとなって音楽仲間との輪ができているんですよ。彼らは世界的なバンドですが、原点はそこにあって人と人の輪が繋がっていることを大切にしていることを話していたんです。
その関係性とこの胸キュンアルペジオにおける、下北沢のミュージシャン仲間の意識に僕はシンパシーを感じたんです。生活に音楽が根付いているからこそ、売れようが売れまいが時代に関係なく自分たちの音楽を大事に続けているスタンスが、ダグラスの話していたことに近いんだろうなと。
胸キュンのやっていることってそういうことだと思ったんです。だから一度きちんと記録に残しておきたかったんですよ。商業主義はもちろん大切ですが、それ以上に人間関係をベースにした音楽シーンがあり、そこにファンがいることを間接的に伝えたかったんですね。
記録に残る記事、そして何年か経っても記憶に残る記事、ふりかえって読みたくなるような記事を作りたいと思ったんです。とまあそんな私的な想いもあって二組に参加いただきました。
それではまた。