こんにちは、ポプシクリップ。@編集部モードです。
最近はマガジンのお話ばかりですみません。何とポプシクリップ。マガジン最新号をタワーレコード渋谷店の5階にあるパイドパイパーハウスで取り扱ってもらえることになりました!
先週店長の長門さんに見本誌を持って行ったところ置いてくれることになりまして。パイドパイパーハウスは伝説的なレコードショップで、日本のポップミュージックを支えてきたお店。80年代に青山にお店を構えていたそうで、数多くのミュージシャンが出入りしていました。
それはこのお店に遊びに行ったらよくわかります。細野晴臣さん、山下達郎さん、大瀧詠一さん界隈をはじめ、渋谷系の流れを組むバンド、サニーデイ・サービス、ヒックスヴィル、TWEEDEES、ピチカート・ファイヴ、オリジナルラブはもちろん、最近だったらスカート、YeYe、cero、Suchmosなど、60年代から10年代までの古今東西のポップスの名盤だらけ。ローラ・ニーロ、スモール・サークル・オブ・フレンズにアズテック・カメラ、フェアグラ、ドナルド・フェイゲンなど数えたらキリがない。
もともとは昨年7月から半年の期間限定店舗だったんですが、売れ行きも好調で今年の7月まで延長が決まりました。
そんなお店の店頭に置いてもらえるのは大変光栄なことだし夢みたいです。今回私が取材した牧村憲一さんやサラヴァのピエール・バルーさん、L⇔RのDVDだってあります。
ポプシクリップ。マガジンはもともとイベント会場限定の冊子で、ネットはAmazon、実店舗は下北沢モナレコードだけに絞っていたんですけど、これで実店舗は2店舗です。モナレコードに置くようになったのも前の店長で今はタワーレコードでレーベルを運営している行さんとの出会いがあったからですし、今回の長門さんも同様です。音楽の世界って人と人の繋がりが色んなものを生み出すんですよね。
それとこれもまた偶然なんだけど、先日他界されたL⇔Rの黒沢健一さんは、従兄弟に連れられて何と小学6年生でパイドパイパーハウスデビューしたそうです。これはTwitterでフォロワーの方に教えてもらいました。長門さんが健一さんのことを健一君と呼んでいたのは、昔馴染みのお客さんでもあったからなんでしょうね。
23日に黒沢さんのお別れの会があった日、パイドパイパーハウスではL⇔Rのアルバムを追悼の気持ちをこめてスタッフさんがかけたそうです。そうしたらお店に来たL⇔Rのファンの方々がすごく喜んでくれたらしくて、L⇔Rファンの方ってあたたかい方が多いんですね、と話されていました。後日談ですが。
なんか不思議ですよね。全て偶然なんだけど、音楽を通して色んな繋がりがあって、その繋がりには色んな気持ちが込められていて。
パイドパイパーハウスはそんな繋がりをもたらす不思議なお店です。お店のセレクションは面白いし、店頭のトークイベントも楽しい。皆さんもよかったら遊びに行ってみてください。リスナーはもちろん、多くのミュージシャンが通いたくなる気持ちにも触れられるかも。
・ポプシクリップ。マガジン