今日は黒沢健一さんの命日ですね。
最近僕が考えているのは「これからのこと」です。
取材中の新作『HEAR ME NOW』。この取材がひと段落したら、そのあと健一さんに関する新しい取材はほとんどないでしょう。たまに過去を整理したり、ふりかえる記事を書くことはあってもね。健一さん関係の物語は今回のアルバム取材が最後になるんだろうなと。そして最新作も数年後には過去の作品として扱われるようになる。そして10年後にはカタログとして残された作品を時折聴きながら、こんなすごいミュージシャンがいたんだよ、と友達や家族に、または甥や姪などの親戚に、さらには編集者としても語り続けていくことになるのでしょうね。
どのアーティストの作品にも言えることなのですが。。。残された作品を未来永劫どうやって伝えていったらいいのか?
この問いに正解はないから、一人一人の何気ない行動がそのまま答えになります。
じゃあ僕の答えは何なのか?
今はこうして取材して記事を書いたり、レーベルとして作品を発表したり、イベントやることが伝えていくために大事なことだと思っていて・・・それでいいのかは正直よくわからないんだけど、でもそうすることで新しく作品を知るきっかけにはなるから、まずはできることをめいっぱいやっていきたいなと、今はそんな気持ちで「これからのこと」を考えています。
次回ポプシクリップ。マガジンとコンピレーションアルバムがその一つのかたち、答えになればいいんですけどね。次回もW表紙なんです。きっと1組はご想像の方になると思うし、コンピレーションにもご想像の方の作品が入ると思います。
ただ、それは過去を振り返るためのものではありません。これからの未来を見据えた内容になっていてそのために収録をすることにしました。コンピレーションに収録するアーティストは8組になりますが、そのクレジットにもぜひ注目していただきたいです。
とまあ色々書きましたけど、あまり細かいことは気にせず黒沢さんの命日を音楽を楽しむ一つの機会とポジティブに考えて楽しむのが一番の供養になるんだろうなと思うのです。きっと旅先でもライブやっているでしょうからね。
最後まで読んでくださりありがとう。