2009.8.28 Fri. 『some candy talking』 高円寺HIGH

Swinging Popsicke スウィンギングポプシクル 高円寺HIGH

 

 

 

 

 

1ヵ月半ぶりの高円寺HIGH。

今回嬉しかったのはなんといっても新曲「Is this love?」が初披露されたことだろう。

さりげなくなんの告知もなくやるのは、ちょっとじれったかったもののとても嬉しかった。

また英語詩中心、トークは少なめ、全員の服装は黒で統一されていて、スタンディングライブ向け、ロックの要素が強い激しいポプシの一面を魅せてくれた貴重なライブだった。







仕事帰り、18:30のOPEN直前に到着。既に5,6人程度並んでいた。前回は3人だったからちょっとだけ集まりがよかったみたい。最終的には50人から70人程度のお客さんが集まったようだがいつもよりもスーツ姿の会社員が多かったのが印象的だ。どうやらヒメノアキラさんのファンに会社員が多かったようだ。もちろん、私の知っているポプシのファンも何人か来ていた。特に名古屋から来ている彼は明後日の30日もあるのでこっちに連泊するらしく、気合十分。そのほかちらほら知っている顔が数人と、まあいつもと同様の雰囲気。ただ最近になって毎回見かけるようになった人もいて、ちょっとずつだけどファンが増えてるのかなあなんて嬉しくなった。


16回目のキュマバロウ主催の「SOME CANDY TALKING」。オープニングは23日も共演したQube、続いてヒメノアキラさん、そしてポプシの出番は3番目だった。

イントロのBGMは、久々にオルガンの音色が心地よいポプシの「Interchange(水戸黄門アレンジバージョン)」だ(^^;


HEAVENに収録されているこの曲だが、今日はちょっとだけ水戸黄門のオープニングテーマ風にアレンジしてあり、聴いた瞬間一部のファンの間では笑いが沸き起こった。

これは8月6日から2週間下北オンラインで流れたキュマバロウのラジオにポプシが出演したときに話題にあがったネタだ。今日はキュマバロウのレコ発イベントということもあり、狙ってやったんだろう。


そんな笑いも高橋先輩のカウントともに一気にかき消されてしまった。1曲目は「rainbounds」だ。しかもいきなりイントロからシマッチのギターに釘付けだった私。なぜかというと、イントロのコードを若干変えてプレイしていたからだ。CDを聞き込んでいた人なら違いに気づいたと思うが、断然今回のほうがカッコイイ。どう違うのかを言葉で説明するのは難しいんだけど、Aメロにかけてワンフレーズずつ盛り上がるようなコード展開になっていた。CDではイントロの16小説はほぼ同じフレーズ展開なのだが、若干音を変えるだけでここまでかっこよくなるとは想像できなかった。高橋さんのドラムもノリがよくてきちんとバンドサウンドと一体となっていたしね。ただ他の曲のときだがテンポが一部不安定なところもあったのは事実なので、ワンマンに向けて頑張って欲しいところだ(^^;

また久々にミネコフがミニキーボードも弾いていたところや、Bメロでヒラッティが再現が難しいベースをなんなくこなしていたりと見所が多い曲でスタートから楽しかった。


ここでミネコフが「こんばんは~、スウィンギングポプシクルで~す」と挨拶。



そして続けて始まったのが「Chocolate Soul Music」。ここで私のアドレナリンは頂点に達してしまった。だってこの曲昨年の12月7日の440以来半年振りだったから。高橋先輩がやりたいといったのだろうか?韓国公演やワンマンが控えているから?いずれにせよ、アッパーなこの曲は言うまでもなく踊りたい衝動に駆られたものの、まわりにそんな人は一人もおらず(泣)仕方なく手をまわす程度にとどめてしまった自分がちょっぴり情けなかったり・・・ミネコフのハスキーな声の特長が別の意味でとても生かされている曲。あれだけ難しい歌詞を容易に歌い上げるのも見事だし、サビの3人によるハーモニーも綺麗で体中を駆け抜ける感覚に襲われるので、ワンマンでも是非やって欲しいところだ。


Chocolate~の余韻が残っている間に続いてとてもアッパーなドラムが鳴り出す。一瞬の頭の中の記憶と照合・検索するものの、出てきた答えは「不明」・・・つまり新曲ってことであった。新曲「Is this love?」。ステージ上では新曲であることも、曲名も一切明かされなかったのでライブ中ずっともやもやしていたのは私だけではないだろう。

さてこの曲テンポでいうと、Chocolateや(a)SLOW STARなどよりも早くて、ポプシの中では1,2を争うくらいアッパーな曲だ。特にイントロのギターとキーボードが呼応するかのように絡み合うメロディがとても印象に残っている。ミネコフの歌い方も観客というよりも何か遠くを見ている感じで、VERY COOL という言葉が似合う。歌詞も全部英語詩でサビ「Is this love」ではと3人のコーラスワークも健在だ。スタンディングで騒ぐのにはもってこいの曲で、体を音にまかせて動かしたくなる。ドラムが裏拍でハイハットをいれていることもあり、追い立てられているような疾走感もあるしね。ただ、このときはとにかくどんな曲なのか覚えることに精一杯でそれどころではなかったんだけど。この新曲ライブでは初披露だが完成度が高めだったので今後やりこんでいくうちにもっとパワーアップすることを期待したい。



そろそろMCかと思いきやトークは一切なく、これまた久々の「Outerspace」。これやるのいつぶりだろう?思い出せないくらい昔な気がする。高橋さんは激しい感じの曲が好きみたいだし、韓国のお客さんはニトロのファン以上にものすごく盛り上がるらしいので、そちらに向けての準備も兼ねているような気がした。そうだってこの曲も英語詩なんだから。ギターのギュイーンといった、ディストーションが激しくかかった中ではじまる、ギターのメロディがかっこよかったなあ。ちなみにライブ終了後ミネコフに聞いたらキュマバロウのイベントはこういう激しいのが好きな人が多いと思って選んだんだそうだ。



次こそ、MCで新曲の話も聴けるかな・・・・と思ったらここでも一言もなく「Perfect Loop」に突入。言うまでもなく最近毎回やっているスマガスペシャルの主題歌だ。テンポが・・・ちょっと速いけど、まあライブだし、いいんだろう。どうも高橋先輩は全体的にアップテンポ気味にしたがるみたいだ(笑)でもそのおかげでBメロ終了後の間奏で一気に音がなくなりコーラス主体となる部分があるんだけど、そこでのメリハリがひきたったからまあいいのかな?この曲は毎回書いているけど、間奏のシマッティのギターソロに入るまえのドラムロール、けっちゃんは完璧に叩いていたけど、高橋さんはどうだろ・・・・と聞いてみると・・・すごく惜しかった。音の出だしも音数もあっているんだけど、アクセントのつける位置というかメリハリがちょっと違ったんだよなあ。このちょっとした違いで雰囲気が変わるので(と私が言うのもおこがましいんだけど)、次回は頼みます、高橋さん(笑)。全体的に騒々しい感じがあってとてもノリがよかった。シマッティのギターソロも23日のときより、多分リバーブを多めにかけているからか分厚く激しくていつも以上にかっこよくなっていた。


ここでようやくMCです。

ヒラッティから「今日はドラマーにハリスの高橋さんを呼んで騒々しくやっています。」と紹介があり、その後ミネコフから「今日はキュマバロウ、レコ発おめでとうございます!今日はみんな知り合いのバンドばっかで、楽しいですね!打ち上げ・・・てもう打ち上げっていうのもヘンだけど、リハーサルのときからみんな知り合いで和気藹々とした空気が流れていていいですね。」と楽しそう。


ヒラッティ:「今日は知り合いが多すぎて、Qubeのケンイチロウ君も

       ポプシクルで叩いてもらったことあるし、キュマバロウの

       ドラムのタツイ君もポプシクルで叩いてもらったことあるし、

       高橋さんいらないって話題になってて(笑)」

ミネコフ :「だから万が一高橋さんに何かあって倒れちゃったとしても・・・

       次あるから、俺たち控えているからって(笑)

       なので、大丈夫ですよ・・いつでも」

ヒラッティ:「恐らくヒメノさんのドラムの方も

       うちらと叩きたいんじゃないでしょうか?(笑)



その後は9月2日の「LOUD CUT」がリリースされる話や9月12日の440のワンマンライブの告知をされていました。



ミネコフ:「じゃあ最後の曲です・・・CHANGE」



やっぱり少しアップ気味ではじまった「CHANGE」。

この曲も久々だ。サビ「just remember who you are ~」の3人ハモリがとてもかっこよく気持ちいいんだよね。っておんなじことばかり書いてるけど・・・また間奏のシマッティギターとヒラッティベースの掛け合いも聴きどころなんだよね。ここではヒラッティがベースの音を少し中音よりにあげてプレイしているからどんな動きをしているかも聞きやすくていいと思う。最後はがっちり決めて演奏は終了しました!



 

全部が疾走感あふれるスタンディングライブ向けのナンバーでした♪

最初にも書いたけど「Perfect Loop」以外は全て英語詩のいう選曲もライブ雰囲気にピッタリ。

高橋先輩がドラムを叩いていることもあり、一気に駆け抜けたライブだった気がします。


明後日も楽しみですね。



setlist
 1.rainbounds
 2.
Chocolate Soul Music
 3.Is this love? -the newest model-(新曲、初披露) 
 4.Outerspace
 5.Perfect Loop
 6.Change



約4,000字


written by ぱすてるバッジ