Swinging Popsicleの今年最初の海外ライブは飛行機で2時間で行けるお隣、韓国のソウルで行われた。8月26日に発売されたK-POPの歌姫 TARU さんのニューアルバムをポプシクルがプロデュースしたのだ。それに合わせたかのように9月2日にはポプシクルも新作「LOUD CUT」を発売した。そんななか行われた今回のライブはTARUさんとSwinging Popsicleの共演という夢のコラボを生み出した。
全体の流れは次の通り。
・韓国の男性ギターソロ「イ・ジンウ」さんのオープニングアクト
・Swinging Popsicle
・韓国の男性デュオ「No Reply」(ギターとピアノ)によるアクト
・TARU(最初はTARUさんとキーボードの2人、途中からポプシメンバー4人が参加)
TARUさんのライブでは途中からポプシがサポートを。
TARUさんオリジナル曲からTARUさんによるポプシのカバーまで盛りだくさんでした。
特にポプシのカバーを韓国語で歌うTARUさんやメンバーたちが、とても新鮮でまたかっこよかったのです。
カバーはTARUさんが韓国語で歌っていたのでメンバーのコーラスも全て韓国語になっていたんだけどこれも聞いていていい感じに仕上がってました。何曲かはミネコフとTARUさんが交互に歌っていて、ミネコフは日本語 で、TARUさんは韓国語でといった組み合わせや、TARUさんも日本語で歌ったりと、とっても楽しいセッションで会場は大盛り上がりだったし、とってもエキサイティングでした。
実は今回参加するかどうかものすごく悩みました。いくらLive好きでも海外はちょっとね....
一方今年こそ皆勤賞狙ってみたいという周りからみたらどうでもいい理屈で行こうとする自分もいて、せめぎあいが続いたのです。・・・・と色々書いているが要は単に行きたかったのでした。
この12年間機会ある度に何度も海外のポプシLiveを見に行こうか悩んではあきらめての繰り返しだったのですが、今回はワンマン並に曲を演奏してくれるということも背中を押してくれました。韓国はなかなか行く機会もなかったしね。
また幸いにもマイルがあるので現地の滞在費用だけで済んだし、私以外にも行く人がいたのも心強かったです。結局前日まで悩んだあげく直前で楽天トラベルでホテル予約し、翌日羽田から飛んで行ったのでした。
会場のSangSang MadangはSEOUL金浦空港からは1時間程度だろうか?
最寄の弘大前駅周辺は学生街らしくアートや音楽など若者文化の発信基地らしい。辺りは飲食街に商店街のほかLiveHouseやBarも見受けられ大変な賑わいを見せていた。
また会場の真横、道路真ん中のスペースではちょうどライブイベントも行われており周囲は人で埋め尽くされ、大変な賑わいを見せていた。自然とテンションが上がっていったのは言うまでもない。
17時前に会場に到着すると、既に行列ができており入口の前には既に30人近くが並んでいました。見ると日本から来られたファンもいたりと。会場が地下のため螺旋階段に沿って並んでいる様子からふと鳴門巻を何となく思い出してしまったり(笑)
17時30分になりチケット売り場がオープン。ネット予約の人やプレイガイドのチケットらしきものを持っている人もいましたがそれは関係なくて並んだ順番でチケットは販売されました。自分の番になり英語で予約していたことを伝えましたがうまく伝わらなかったのでe-mailを印刷した紙を渡すとようやく理解してもらえたようで前売価格の35000ウォンで購入、38番目とまあまあな感じ。会場のキャパが350人と聞いていたので前のほうには行けるなあと思ったり。
入場時に配られたものをご紹介!
サービス精神旺盛でした!
左上:TARUさんのニューアルバムチラシ
右上:TARUさんがやっているユニットのCD
左下:当日の入場チケットと缶バッジ
右下:TARUさんも参加している追悼CDらしい
中身は表紙と関係ないようです
ここでふと前を見ると赤いパスポートらしきものを持っている人を発見、恐る恐る声をかけてみるとやっぱり日本の方、ちょっと嬉しくなりました。聞くとTARUさんのファンらしく東京から来られたとのこと。せっかくなのでとオープンの18時30分までご一緒することに。
近くの日本のスタバみたいな喫茶店でポプシ話や音楽話で楽しく暇つぶし。そして再び会場に。
100人以上いた大混雑の入口をぬけたあと、忘れないうちに物販コーナーへ。ここでは LOUD CUT の韓国盤と TARU さんの新作、旧作を大人買い、これらは通常日本では韓国専門店などで輸入してもらわないと買えないものなので頼まれた友達の分も合わせて買う、1枚あたり
円に換算すると900円程度と格安!後ほど聞いたんだけど韓国ではダウンロードが主流になってきていてパッケージはあまり出ないらしいね。
会場はとても綺麗で設備も新しかった。渋谷QUATTROの半分位のサイズかな、ただ天井が高円寺HIGHのようにとても高くて解放的な印象だ。ステージ の前には440のように大きなスクリーンがあり中が見れない状態ではあったが最前列のファンは中を見て楽しんでいた。数えたところ一列に16人~18人の
15行以上と約250名弱の観客がいたようだ。また8割が男性で20代の若いファンが多く、辺りは活気に満ち溢れていた。
19時過ぎにライブははじましました。
ポプシの出番は2番目。
オープニングアクトが終わった後、待望のSwinging Popsicle の登場です!
ステージに登場したメンバー達、Drumには高橋さんを迎え4人体制でした。
『アニョハセヨ~』とミネコフが挨拶すると会場からも『アニョハセヨ~』と元気な返事があり『Swinging Popsicleです。今日は来てくれてありがとう』みたいな内容を二言三言。
そしてすぐに始まったのが「afterglow」だ。
ポプシクルのご挨拶Song、イントロからいきなり手拍子がはじまるあたり韓国ファンの熱気が伝わってくる。
聞き慣れたシマッチのイントロのあと第一声のミネコフの声が素晴らしく綺麗だった。心地よいというのはこういうことを言うのかな、PAや会場スタッフに感謝したい。また3人のコーラスもいうことなく迫力と共にどこか憂いを感じさせて今年最高のたちあがりだ。
続いて「I Love Your Smile」。この曲中も手拍子はずっと続きファンの熱気はとまることを知らないようだった。ただあまり曲を知らないからだろう、サビの前のリズム、日本では手拍子を4連泊するのだが2拍しか叩いていない人が多かった。
『次はサテツの塔です』ミネコフが韓国語で一言。
ミネコフが発言するたびにファンがレイザーラモンHGのように歓声をあげて騒ぎ盛り上がるのが面白いしとても楽しい。そうそう韓国ではライブ中の写真撮影 もいいみたいで一眼レフカメラやデジカメを持っているファンもたくさんいたのには驚いたね。ライブ中でも撮っているのにはさすがにびっくりしたけど、撮る か聞くかどちらかにしたらと思わず言いたくなったくらい(笑)
続けて「remember」でスローで少ししっとりとした演奏がはじまる。最初は高橋さんとミネコフ、続けてシマッチ、そして平田さんと音が次々と重なっていくのがAメロがとても好きでメンバーの音をじっくりと楽しめたね。さすがにこの曲では手拍子はありませんでした。
ここでミネコフが取り出したのはなんとデジカメ。
『写真撮っていい?』と観客に一言。
平田さんにカメラを渡し、ミネコフも観客に背を向けてみんなで「はい、チーズ!」
とりおわると反対側のステージ右のファンがこっちでもと騒ぎだす(笑)
ステージ上を移動し今度はシマッチとミネコフ、そして観客が一緒に写真撮影で大盛り上がり。ちなみに平田さんはカメラマン役に徹し高橋さんは忘れられてたようなw(゜o゜)w
(写真はミネコフのblogで掲載されているので気になる人はそちらを見てね。残念なことにミネコフとシマッチの陰になって自分は写ってませんでした・・・・)
ここでメンバーは椅子を取り出し座り
『次はアコースティックでやります。遠い空』とミネコフ。
平田さんのベースからはじまりシマッチに・・・とここで明らかな音の間違いが・・・一旦演奏をストップ。
『Sorry!』とミネコフが笑ってごまかすと観客も笑いながら拍手喝采!こういった雰囲気があたたかさを感じさせますね。気を取り直してもう一度。
「遠い空」が流れてる間、会場は静寂に包まれてだれもがステージを見入っていました。ひとつひとつの音、ギターやベースに触れるタッチの音から3人の歌、コーラスの息づかいまでがはっきりと聞こえとても贅沢なひとときでした。
『次はベランダ猫です』と一言。
平田さんがいつのまにか用意したメトロノーム。針を揺らしカチカチと拍を刻みはじめ「ベランダ猫」がはじまりました。
このメトロノームアレンジは昨年の七夕ライブが初出で、今日で4回目くらいだろうか、イントロのミネコフのギターソロと平田さんのあたたかいベースが気持ちよかった。合わせて美しくか細い歌声が会場全体に一点のよどみもなく響き渡り、泣きそうな位でした。
ここでアコースティックセッションは終わり。
椅子を片付けるメンバー達。
立ち上がりミネコフが会場に向かって
『How are you feeling now?』と呼びかけると、
『Good!』とすかさず返事をするファン、ノリがとてもいい。
『Thank you ありがとう』としたのちに
嬉しそうな顔で『次は、rainboundsです』
後半戦を「rainbounds」で始めたポプシクル。
言うまでもなく盛り上がったんですがここからメンバーのステージプレイがアクティブになっていく。シマッチと平田さんが並んで弾いたりミネコフと一緒に歌ったりと楽しそう。珍しくサビでシャウトまで入れたりとノリノリ♪もちろん手拍子付きです。
続けての「Chocolate Soul Music」も凄いことに!
手拍子だけでなくサビでは手を振り上げてるファンもいるし、シマッチのギターソロでは歓声もあがりました。もちろん私も遠慮なく周囲に合わせて踊り楽しみました。
観 客『かわいい~』
ミネコフ『ありがとう~・・・・・ってあたしでいいんだよね?』
観 客『はい』
観 客『カッコイイ~』
ミネコフ『カッコイイって』
平 田『ありがとう』
ここで『ソワヨ』といった言葉のやりとりがあったんだけどよく覚えてない。
ミネコフ『紹介します、サポートドラマー高橋浩司~』
観 客 オー
平 田『昔、浩司と僕とミネコは同じ大学だったんです。』
観 客 オー(なるほど~)
ミネコフ『年は違うからね!』
観 客 (笑)
平 田『彼が年上で、僕、ミネコの順なんです』
といったMCでファンは大盛りあがり、年は違うから(一緒にしないで)と叫んでた平田さんやミネコさんが面白かった。
『次は Joy of Living』
大好きな名曲の前に我を忘れて踊っていました。実はもしかしたら英語版をやってくれるんじゃないかとひそかに期待していたんですがいつもの歌詞でした、残 念!とはいえところどころ入るスキャットにファンは踊り狂いあまりにも気持ちいいファルセットには歓声があがりとどうしようもないくらいよくて、日本では 体験できない喜びがありました。
ミネコフ『次は静寂と流星、ニューアルバムに入っているんだけどみんな買ってくれた?』
観 客『買ったよ~(笑)』『買うよ~(笑)』
こんな掛け合いもさらりとこなす雰囲気がいいなあ。
さて『静寂と流星』は今日がライブ初披露だったんだけどこれも定番になるくらいカッコイイ曲でした。もちろんCDで予習はしてたんだけど生演奏はいいですね。
まず絶好調のミネコフの伸びて響き渡る声にうっとり。次にAメロの平田さんの弾むようなつまびいたベース。サビのシマッチのギターのバッキングがこれまた 綺麗なんだ。合わせてサビのコーラスもきれいだし、間奏にミネコフが歌うウインドウ゛ォイスが心地よくすり抜けていくところもいいね。あとミネコフが弾い
ているイントロやサビ手前のシンセの音色が決定的。これ何の音かとても気になります。フレンチホルンやフルートをアレンジしたような音色だろうか?今度聞 いてみたい・・・・と聞き所満載の曲だったので今後のライブが楽しみですね。
『次は、something new』
こちらも観客はノリノリ。特にサビの3声や間奏後の一瞬音がなくなるとこに歌が入る瞬間がキマってましたね。
続いては間髪なしに「Change」
文句なしのROCKな一曲でシマッチのソロが輝いていました。
平 田『We are so please to come back here, Seoul』
平 田『Pastel Music 7th Anniversary,Conglatulation』
ミネコフ『Conglatulation』
観 客 拍手
ミネコフ『Thank you for inviting us』
ミネコフ『次で最後の曲です』
観 客 えー(落胆している様子)
ミネコフ『嬉しい~ありがとう。I just wanna kiss you』
あたたかいハンドクラップとともに始まった「I just wanna kiss you」。
もう何も言うことはありません。サビを聞くたびに終わらないで欲しいという気持ちでいっぱいでした。でもサビをメンバーとともにファンが口ずさむ様子は本当にほほえましくてHAPPYな空気がそこにはありました。
setlist(Swinging Popsicle)
1.afterglow
2.I Love Your Smile
3.サテツの塔
4.remember
5.遠い空
6.ベランダ猫
7.rainbounds
8.Chocolate Soul Music
9.Joy of Living
10.静寂と流星(ライブ初披露)
11.something new
12.Change
13.I just wanna kiss you
約5,800字(暫定版)
※メンバーのMCは、実際には韓国語や英語でした。なんとなく覚えていたのを
便宜上日本語や英語で書いています。特に韓国語のところは想像で書いています
written by ぱすてるバッジ
setlist
1.Kiss Kiss ・・・松岡英明のカバー
2.恋愛のやり方
3.確認中
4.Daydreaming
5.確認中
with Swinging Popsicle
6.Slow Star ・・・「(a)SLOW STAR」のカバー
7.Yesterday (new version)
8.Night Flying ・・・「Perfect Loop」のカバー
9.時間の翼 (Sentimental Scenery)
10.Don't Let Me Down ・・・「Don't Let Me Down」のカバー
11.Talk & Play (feat. naru) ・・・「24hours」のカバー
12.鼠色 耳, 録色 目
encore
13.洗濯機 ・・・「スノーイズム」のカバー
14.Sad Melody ・・・「哀しい調べ」のカバー
後日追記いたします。
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