──吉田ヨウヘイgroupを聴いているリスナーのイメージはありますか?
吉田 「20代の頃はオールドロックが好きな30代40代の方に聴いてもらえるイメージだと思っていたんですけど、最近大学生でも好きになってくれる人がたくさんいるので、”聴いてくれれば何でもいい!”という感じになってきました(笑)。あとインディーズ好きの人ってリスナーとしてのレベルが高いと思うんですよ。特にライヴハウスにわざわざ足を運んでいる人って。だから自分たちが頑張ればリスナーはついてきてくれるんじゃないかと思うんです」
──フジロック出演が決まり、渋谷クアトロでのワンマンと、今バンドは右肩上がりになっているいい状態だと思うんですけど、何故この状態ができていると思いますか?
吉田 「自分の場合は遅咲きだったというのが完全に有利に働いているんですね。曲の作るのもそうだしこれまで聴いてきた音楽の量もそれなりにあった上で、今のバンドで世の中に打って出られているので。もちろん年をとっていることがマイナスに働く場合もあるかもしれないんですけど、20代前半だったらできなかったことが30代の今だからできているということもたくさんあって、長年一人で続けてきたことが生きているんです。底力みたいなものがついているというか。あと以前は会社員をやりながら音楽もやっていたのですが、今は辞めて音楽に対して本気になれたというのも大きいと思います」
──最後に今後の抱負をお聞かせください。
吉田 「まずは4,5年続いたらいいなと思います(笑)。4,5年続いたらそのときにはできていることがたくさんあって、今では想像できないところにフィールドが広がっている気がするんです。あと商業的にどうこうというのはないんですけど、いい曲を書くことと、演奏レベルをあげることですね。演奏面ではまだ全然満足していないんですけど、これまでも演奏レベルが上がるにつれて規模も大きくなってきているので、もっと練習して上手くなれば、自然と広がるんじゃないか、そう思っています。そしてこの先は音楽で切り開いていきたいというのがありますね。」
──本日はありがとうございました。