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MEET MUSIC Vol.1

 

 

 

 

selected by 平田博信(Swinging Popsicle)

90年代のFEMALE VOCAL


──オススメの名盤を3枚教えてください。

 

女性の声はただそれだけで偉大です!素敵なサウンドに重なって、それが歌声になったとき、何百倍にもなってポップに響きます。”このサウンドプロダクションにこの声あり”的に選んだ3枚です。

どれもロックなアプローチの中に宝石の様に輝くFAMALE VOCALがキュートです。

 

 


1枚目

Vanessa Paradis

1992/09/22 release

Vanessa Paradis

Vanessa Paradis

 

LENNY KRAVITZプロデュース。彼が冴えている頃(失礼!)1992年の作品。

アナログな質感のロックとコケティッシュな声のマッチングが素晴らしいス。ヴェルベット・アンダーグランドのカヴァー『I'm waiting for the man』の歌い出しの "ア~ァイィンッ"の一声が完璧!

2枚目

Life [Import, from US] The Cardigans

1995/03/16 release

LIFE

The Cardigans

 

ポプシ界隈ではもはや説明不要の押しも押されぬ名
盤中の名盤。

サウンドの一つ一つも温かくて実に気持ち良い音です。”こうでありたい”サウンド。

なんでも、プロデューサーのトーレ・ヨハンソンは前述のVanessa Paradisのアルバムを聴いて感銘を受けたとのことで、本作は1995年に出現。とするなら、レニーが信長で、トーレが秀吉か。

3枚目

Got No Shadow [Import, from US] メアリー・ルー・ロード

1998/01/27 release

Got No Shadow

MARY LOU LORD

 

爽やかでほろ苦く、ダルいのにカワイく、ぶっきらぼうで繊細、インディーロックな雰囲気もありつつメジャーな音の説得力を併せ持つという絶妙のバランス、奇跡の一枚。

声の存在感に抜群の心地よさがあって録音物としてもとても優秀。バンドっぽい雰囲気も好きな理由か
な。

 

──名盤との出合いで印象的なエピソードがあれば。

 

カーディンガンズがすごく好きだったので、1997年ポプシのデビュー直前、カーディガンズの来日公演があって「前座をやらせてください。」とソニーの力を利用して申し込んだのだが断られた。

「日本にもこのようなバンドがいて嬉しい。」とコメントをもらったとスタッフから伝えられた。

 

 

 

 

 

──リスナーに向けて一言お願いします。

悲しいことに、オススメした3枚とも中古で安く買えるんで(Amazonで1円とか。涙。)、見つけたら絶対ゲット!

Add some music to your day!

 

 

 

──ありがとうございました。

 

 

 


平田博信

(ヒラタ ヒロノブ)

Swinging Popsicleのベーシスト&リーダー。1997年にソニーレコードより「Joy of Living」でメジャーデビュー。各FM局等でパワープレイ獲得後、5thシングル「サテツの塔」がHEY×3のエンディングで起用、一気に全国へ知名度を高める。その後は国内のみならず韓国への度重なる遠征や、アメリカやメキシコでのライブ出演など海外での活動も精力的に行う。現在までに6枚のフルアルバム、3枚のミニアルバム、6枚のシングルを発表。そのほかにも元スナッパーズの吉田直生とのバンドであるAuroranoteやDQSでのサポートほか、いとうかなこやTaru、PCゲーム等への楽曲提供やプロデュースなど活動は多岐にわたる。埼玉県出身。B型。

 

 

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2011年2月9日

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