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MEET MUSIC25 杉本清隆 orangenoise shortcut

 

 

 

 

selected by 杉本清隆(orangenoise shortcut)

新しいけどノスタルジーを感じる音楽

ギターポップと呼ばれて…

──オススメの名盤を3枚教えてください。

 

こんにちは、orangenoise shortcutの杉本清隆です。
今回は、自分が若いころに影響を受けたアルバムを紹介しようと思ったのですが、3つに絞れなかったので、近況報告もかねて(?)ここ数年の間にリリースされたもので、自分が聴く頻度の高いアルバムを紹介します。

どれも2000年代以降のアルバムたちですが、自分の音楽のルーツとかぶるところがあり、ノスタルジーを感じながら聴いてます。

 

 

 


1枚目

Ready for the Weekend [CD, Import, from US] カルヴィン・ハリス

2009/08/18 release

レディ・フォー・ザ・ウィークエンド

カルヴィン・ハリス


一時期このアルバムに収録されている「I'm Not Alone」という曲がFMでよく流れていたのですが、初聴きのときに、アコギ1本と男性ボーカルのみの、普通に良質なバラードポップかなと思って聴いていたら、曲の途中からトランスっぽいダンスミュージックに急変して、ズッコケた覚えがあります。
でも再びボーカルが乗ると全然トランスに聞こえない。面白い!って感じで興味を持ったんですね。
                                              

ただ者ではない感覚を感じたので改めてアルバムを聴いたら、最初の1曲目から、僕が昔好きで聴いていた
80年代のポップス、ニューウェイブ、ディスコ、ユーロビートのテイストが上手く取り入れられていて、わー、こういうの聴きたかったんだよな、やられた!と思った1枚です。
とても王道な構成の曲が多いのですが、飽きずに聴けるのが素晴らしいと思います。テンションあげたい時は必ず1曲目から聴きます。そういえばipod nanoのCMで使われてたBuggles(ラジオスターの悲劇)っぽいジャケ写がCalvin Harrisの1stでした。


当時はそれも1回聴いたけど、その後忘れてたのです。その時にハマっていたらまた違う聴き方ができたかもしれませんね。

 

 


 

2枚目

アート ベニー・シングス

2011/05/18 release

アート

ベニー・シングス


2004年に発売されたオランダのKindred Spiritsレーベルから出た「Soul Purpose Is To Move You」というコンピに彼の曲が数曲入ってて、柔らかい歌い方とシャレたコード進行と心地よいリズムの揺れ方に惚れて、以降Benny Singsはアルバム毎にチェックをしてました。
特に今年出たこのアルバムがとっても聴き心地が良くていいです。
                                              

無駄なアレンジがそぎ落とされてシンプルな印象なのですが、それでいて根底にある骨太なリズムとコード感が心地よく、それにのっかているメロディーも洗練されてい
て、何回聴いても飽きない良アルバムだと思います。

 

情報を全然知らないで聴いてたんですが、彼はオランダでプロデューサーとしても有名で、オランダポップの最重要人物と言われているそうです。彼が関わっているGiovancaや、We'll make it rightなんかもツボにハマってよく聴いてます。Sean Lennonのようなソフトな男性ヴォーカルが好きな人は絶対好きなはず。

 

 


3枚目

エヴリタイム・アイ・シー・ユア・フェイス ガイスター

2008/11/07 release

エヴリタイム・アイ・シー・ユア・フェイス

ガイスター


GeysterもFMで聴いたのがきっかけで知ったのですが、とにかくAORでシティーポップでおしゃれ。
80's初期のシティーポップの持つ甘く気だるくて哀愁のある空気感をそのまま閉じ込めちゃった感じです。

 

1つ1つの楽器の音色や、リズムの取り方が、AORにそんなに詳しくない僕でも、思わず懐かしい!と感じてしまうほどです。

                                            

前にあげたCalvin Harrisも80'sテイストを感じるのですが、Calvin Harrisがダンスミュージックとして新しい手法で再現してくれているのに対して、Geysterは80's初期の空気感をいかに再現するかに賭けているようで、その対比も面白いなと感じています。

 

彼の最新アルバム「Radio Geyster 1977」は、80's初期のFM局をそのまま収録しちゃったのかと思うほど再現度が緻密なので、こちらもお勧めです。
詳しい情報を知らないで聴いてたのですが、彼はフランスのアーティストだそうです。なるほど、tahiti80やphoenixが好きな人は絶対好きなはず。

 

 

 

 

──名盤との出合いで印象的なエピソードがあれば。

 
僕の音楽の情報源はFMで流れているのをチェックするというパターンが多いです。
気に入った曲が流れてくると、とっさに携帯でFM局のホームページでかかっている曲を

チェックして、その曲が収録されているアルバムを視聴します。


最近はiPhoneのSound Houndというアプリを使ってます。これだとFMに限らず、

街中や店の中でかかっている音楽をすぐ検索できるのでとても便利です。

 

 

──リスナーに向けて一言お願いします。

orangenoise shortcutが活動休止してからそろそろ丸4年になります。
活動休止後はソロでちょこまかライブ活動をしていましたが、その集大成として
そろそろソロアルバムを発表したいなと思ってます。


今すぐは無理かもしれませんが、もしリリースしたら、これも何かの縁ですので、

是非手に取って聴いてもらえたら嬉しいです。

 

 

 

 

──ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 


<ライブ情報>

Guitar Pop Restaurant vol.9 ~Valentine Party 2012~


出  演:[LIVE]杉本清隆 (orangenoise shortcut)/marino/Mr.COCKROBIN

           three-weeks-old lovesick puppy
      [DJ] なかむらかずみ (Guitar Pop Restaurant)
      [SWEETS]菓子作家 okashico. (オカシコ)
日  時:2012年2月5日(日) 開場:11:30 開演:12:00
会  場:渋谷HOME
チケット:前売 2,000円/当日 2,500円(+1ドリンク) ※okashico.の紅茶クッキー付
予  約:イベントホームページにて

 

 

 

 

 


杉本清隆

(スギモト キヨタカ)

杉本清隆

orangenoise shortcut(活動休止中)の作詞作曲、キーボードボーカル(たまに
drums,percussion)を担当
これまでに5枚のアルバムを発表。
現在はソロでのライブ活動や、ROUND TABLE、Three Berry Icecream、little
lounge little twinkleなどのサポートをしています。
その他、ゲーム音楽の制作や、音楽専門学校の非常勤講師としても活動。

 

 

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2012年1月22日

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Vol.26>>>

 

 


 

 

 

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