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Swinging Popsicle You've Got a Friend発売記念インタビュー

今年7月にSwinging Popsicle がリリースした新曲は「You've Got a Friend(君の友だち)」。前作「Do your Homework」から1年ぶりに届いた彼らの新作は10年ぶりとなるカヴァー・シングルで、現在iTUNESからダウンロード購入ができる。

 

今回彼らがカヴァーした歌は、アメリカを代表するシンガー・ソング・ライターの一人であるキャロル・キングが1971年にリリースしたセカンド・ソロ・アルバム『Tapestry(つづれおり)』に収録されており、同年ジェイムス・テイラーがカヴァー、アメリカのビルボード・ホット100では1位、イギリスのシングル・チャートでも4位にランクインした世界的に有名なヒット・ソング。ジェイムス以外にも海外ではマイケル・ジャクソンをはじめ、ダニー・ハサウェイ、セリーヌ・ディオンなど、日本では歌手の松原みき、小野リサ、鬼束ちひろなどがカヴァーしている歴史に残る名曲だ。

 

カヴァーとはいえ紛れも無いポプシクルの新作である「You've Got a Friend」。原曲の暖かさを生かしつつも、いかにもポプシクルらしいと感じられる歌がそこにはあった。今回編集部では彼らがカヴァーを出す意義から、制作にあたってのポイント、そして楽曲にこめられたポプシらしさなどを中心にメール・インタヴューを行った。1997年に『Joy of Living』でメジャーデビューしてから15周年を迎えるSwinging Popscleの現在を感じてもらえたら、そして一人でも多くのリスナーに彼らの歌を聴いてもらえたらこんなに嬉しいことはない。

 

取材・文/編集部

 

 

 

カヴァーをやろうと思ったのは、ポプシの存在をまだ知らない人々に知ってもらうきっかけを作りたかったから。(藤島)

hr

──1年ぶりの新曲リリースですね。おめでとうございます。まずは今のお気持ちを教えてください。

 

藤島 7月21日に間に合ってよかったです。

 

嶋田 ありがとうございます!

    今回はカヴァーなんですが、ニューリリースって、毎回すごくワクワクして嬉しくなりますね。

 

平田 ポプシクルにしかできないような音源を目指して取り組みました。

    無事に完成してほっとしています。

──今回のシングル「You've Got a Friend(君の友だち)」は7月にリリースされました。

 

平田 単純に7月21日でデビューして15周年だったからですね。

──今回何故カヴァー曲に取りくまれたのでしょうか?節目のタイミングはベスト盤だったり、新曲を出すアーティストが多いじゃないですか?そこをあえてカヴァーというのは正直意外でした。また洋楽のカヴァーでいえばビーチ・ボーイズの「God only Knows」以来10年ぶりです。当時との違いなどもあれば。

 

嶋田 自然な流れでカヴァーやろうという感じになったんじゃないかな。。。10年前の「God only Knows」の時は、特に僕の好きな曲をやらせていただいたので、今回はミネコフ(藤島美音子)の歌のルーツを追求しました。節目のタイミングに特に何かするというのはそんなに強くないかもしれませんね、うちのバンドは。もちろん今、新曲も制作中なのですが、先に出来たっていうのもあります、ハイ(笑)。

 

藤島 記念日にわざとカヴァーを出そうと思った訳じゃないんです。

カヴァーをやろうと思ったのは、ポプシの存在をまだ知らない人々に知ってもらうきっかけを作りたかったから。

「God only knows」はアルバムの中の一曲で終わってしまっていたけど、今は、配信で聴きたい曲を自由に一曲単位で買って聴く事が出来る。

例えポプシクルを知らない人であっても、カヴァー曲に興味を持って、私達の音楽を聴いてくれる人がいるかもしれない。

なので、カヴァー曲はマニアックなものではなく、ある程度有名な曲である必要もあったのです。

7月21日に出したのは、レコーディングしているうちに、偶然その記念日が迫ってきていたから(笑)

15周年のデビュー記念日に何も出さず素通りは寂しいから(笑)

ちょうど出せそうなものが「You've Got a Friend」だったって訳です。

iTUNES You've Got a Friend Swinging Popsicle
iTUNES 検索画面 You've Got a Friend
iTUNES You've Got a Friend Swinging Popsicle
iTUNES 検索画面 アルバム一覧

※検索結果は記事制作時のもの

平田 この曲は以前からライブでやったりもしていたんで藤島の歌が抜群に映えるという手応えはわかっていたんですよね。それもありつつ、一年前に配信した「Do your Homework」のサウンドプロダクションが、今のポプシクルのサウンドにとてもしっくりきたのでその延長線上にあるものを作りたいという気持ちがこの曲にリンクしたんですね。

 

そしてもうひとつ、iTunesで楽曲を検索するときにタイトルを入れるとそのカヴァーなどもズラリと表示されるじゃないですか!?このシステムはぜひ利用したいなと思って。「You've Got a Friend」を探すような人にはきっとポプシクルのサウンドも好きだと思ったんですよね。

──数多くある歌の中でキャロル・キングの名曲を選ばれた理由はありますか?

 

藤島 たまたま、ということですかね(笑)。

先の質問で話したように、カヴァーに関しては、きっかけソングになればと思い録音し始めたものですから、カヴァーし易そうな曲である事が重要でした。

リスナーにとってはダウンロードし易そうな曲であって、我々にとってもカヴァーし易い曲。

”歌いたいカヴァー曲”ということだけで考えたら、もしかしたらもっとマニアックな曲でもいいのかもしれないけど、私は歌うだけ、耳コピしてカヴァーするのはメンバーなので、あまりにも難しい曲は申し訳ないので。。。(笑)

勿論「You've Got a Friend」はとても歌い甲斐のある曲で、歌っていてとっても気持ちが良いし、今回のテイクも自分自身でとても気に入っているので、結果この曲になってよかったと思っています。

 

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