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昨年11月に発売されたコンピレーション・アルバム『胸キュン☆アルペジオ~Takayuki Fukumura with Friends』でワルツ調の「RIBBON」を発表して以来約9ヶ月ぶりとなるSwinging Popsicleの新作「輝かしき日常」は、今年6月に発売されたPCゲーム「君と彼女と彼女の恋。」に楽曲提供したもので、先月8月28日にリリースされた同ゲームのヴォーカルソングCD「君と彼女と彼女の恋。-Song Collection-『君と彼女と彼女の歌。』」に収録されている。

 

この作品には元19(ジューク)の「岩瀬敬吾」やゲームファンには絶大の人気を誇る「いとうかなこ」など4組のアーティストが参加しているのも興味深く、つい最近ニュースでも話題になった「アキシブ系」の話題を思い浮かべたのは私だけではないだろう。ポプシクルのゲームへの楽曲提供としては以前「スマガ」の主題歌にも起用された「(a)SLOW STAR」などが挙げられるが、それらともまた違って今回は素直な音像が特徴の爽やかな青春ソングとして作られている。

 

今回のアルバムリリースに先立ち編集部ではメンバーに新作についての独占インタヴューを行い制作にまつわる様々なお話を伺った。このインタヴューによる追体験で「輝かしき日常」が皆さんにとってより身近なものになってくれたら嬉しい。

 

インタヴュー・文 黒須 誠/編集部

撮影 山崎ゆり

協力 下北沢mona records

 

※本記事は2013年7月19日に発売した「Popsicle Clip. Paper+ Vol.2」に収録した記事を抜粋したものです。

この曲はギターとベースとドラムのみのバンドサウンドにしようと思って作ったんですよ(平田)

──新曲「輝かしき日常」はここ数年リリースされた「RIBBON」や「Do your Homework」、その前の『LOUD CUT』とも違った雰囲気の歌ですね。

 

平田 「ゲームのエンディングでオファーがあって作った歌なんです。ゲームのエンディングシーンが終わった瞬間にこの曲のイントロがかかるような。ディレクターのイメージに、ここに投げて来い、といったところに僕らがメロディとサウンドを提示しました」

──オファーされた時に楽曲のコンセプトは何か提示されたのですか?

 

平田 「今回は特にありませんでしたね。ゲームのシーンやイメージだけですね。バラードじゃない・・・といったそんなレベルです」

平田博信
平田博信

──タイトル「輝かしき日常」は皆さんがつけられたんですか?

 

藤島 「はい、私がつけました」

──ゲームのシーンか何かを見られて?

 

藤島 「いや、シーンは見てないんですけど、テキスト・キーワードだけいただいて、それを膨らませて作りました」

──バックのエイト・ビートのリズムがとても印象的でしたが?

 

平田 「この曲はギターとベースとドラムのみのバンドサウンドにしようと思って作ったんですよ。ゲームのユーザーさんの中には実はバンドをやっている人がすごく多くて、秋葉原界隈では最近特に。それでポプシの曲をコピーしたい、バンドでやってみたいという人が多かったのでそういうのを意識してみたんです。ただこのコーラス・ワークは難しいんでしょうけどね(笑)」

──イントロの厚めのサウンドもかっこよかったです。

 

嶋田 「イントロはエレキを二本使っているんですよね」

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