──それでは最後にリスナーの方々にメッセージをお願いできますか?
行 インディーズだとわりとオルタナティヴなもののほうが受けやすいとは思うんですけど、うちらはコンサバなんですけど、コンサバでもいい歌はあるので、聴かず嫌いはよくないですよって(笑)。
──それは行さんの場合レーベルを運営されたりお店で販売をされたり、ライヴハウスもお持ちですからね(笑)
行 売れるものって、インディーズに関していうとオルタナティヴな要素が入っているほうが売りやすい、特徴出しがしやすいんですよ。とんがっているとかね。
梅田 ありそうでなかったというお話がありましたけど、僕もわりと意外とそう思うので良質なポップスのしかもバンド形態となるとあまりないので、是非聴いてもらいたいと思います。
森川 大阪、京都でライヴに行ってツイッターなどで感想を見る機会があって「すごい暖かい音楽で涙が出た」という感想をいただいて・・・。お客さんを見ているとみんなで歌ったりとか、CDとはまた違ってライヴはすごく楽しくって、それをみんなに体感してもらいたい。CDだけでなくてライヴにも是非足を運んでもらいたいなと思います。
行 たまにはいいこというやん(笑)。
宮下 いい意味で普通な、力まない感じのバンドだと思うんで。それが特にライヴだと、どんな感じの人かというのが見えると思うので、力まずに来てもらって、でこんな音なんだってCDも聴いてもらえたらいいなと思います。
寺岡 なんか作っている側がこういうテンションなので、あまりこう考えることもなく決定事項もなく、ってやっているので、聴いてくださるかたも、ほんとに好きなときに好きなように聴いていただけたらな・・・というのと、せっかくこういうインタヴューに載せていただいてそこではじめて知ってくださる方もいるということで・・・百聞は一見に如かずというか。CDを聴いていただいて、そしてメジャーな方とは違ってライヴも来やすい雰囲気だと思うので、来たことがないかたも是非一度、さっきあゆみさんも言ったけど、MCも含めて面白い、ユメオチらしさがすごく出るライヴなので、皆さんに来てもらえたらと思います。
──本日はありがとうございました。
<プロフィール>
2010年結成、下北沢mona recordsの店長でもある行達也(key)を中心とした、寺岡歩美(vo)、宮下広輔(ps)、梅林太郎(gt)、森川あゆみ(ba)、梅田順一(dr)からなる6人組のカントリー・ポップスバンド。2011年2月、京都でのライヴをきっかけに本格的に活動をスタート。同月初めての3曲入りのCD『暮らしの眼鏡(廃盤)』をリリース後、小西康陽をはじめとした多くのミュージシャンの耳にとまり話題となる。旅をコンセプトとしており、昨年は全国各地でライヴを行いながら、『one day 110911』など4枚のコンピレーションアルバムにも参加。今年4月に待望の1stアルバム『これからのこと』をリリース、今後注目の若手ポップスバンドである。なおヴォーカルの寺岡歩美は「sugar me」名義でのソロ活動も行っており、今秋アルバムをリリース予定。
<作品情報>
ユメオチ 『これからのこと』
2012年4月4日発売 2,100円(税込) 1.若き日の思索のために 2.さよならをおしえて 3.ピクニック 4.妄想のワルツ 5.miss Holly Golightly 6.暮らしの眼鏡 7.悲しみよこんにちは 8.そらいろのたね
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