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聴いてくださる方が少なからずいていただけることは、とても自分にとって励みになりますし、本当にそれは感謝しています。

──Ｌ⇔Ｒの話でいえば、前回2009年のFocus ツアーで仙台JUNKBOXのアンコールで「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」を、ソロになってから自分のライヴとして初めてやられたのを覚えていますか？そこはずっと触れないでソロ活動をされてきた中でこの曲を、Ｌ⇔Ｒの代表曲をライヴで演奏されたことに驚きが隠せませんでした・・・・これは何か思うところがあったのでしょうか？

黒沢　「その少し前(2008年)にシャ乱Qの20周年イベントに武道館でゲストで出て「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」を歌ったんですよ。そしたらお客さんが、すごく喜んでくれたんです。なんか嬉しいなあと思いましたね・・・別にこだわっていたわけじゃないんです。「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」をやらないとか。ただソロになってから曲も自分で作っているし、新しい曲をお客さんに聴いてもらいたいと思っていたし・・・何かこう意固地になってやらない、と思っていたわけではないんです。なんとなく、合わないような気がしていたというか・・・ライヴで曲順を考えるじゃないですか？でも自分がソロ中心で曲を組んでいくと、ここで入れると合わないとか・・・トータライズで考えていたので意識的に外していたわけじゃないんだけど、こんなに喜んでもらえるんだったら悪いことじゃないなと思って。で、自分のライヴでもやろうと思って仙台ではそういう風になったんですね。だから喜んでもらえているのであればそれは自分にとっても嬉しいなと思いますね」

──最後にデビューしてから22年と長きに渡って音楽活動を続けられていますが、リスナー・ファンの方へのメッセージがあればお願いします。

黒沢　「自分が仕事として音楽を始めたのって10代の頃で・・・人に曲を書く仕事からはじめて、ずっと歌を歌ったりバンドをやったり・・・その中で聴いてくださる方が少なからずいていただけることは、とても自分にとって励みになりますし、本当にそれは感謝していますね。ファンの方がいなければ僕は音楽をやっていられなかっただろうし・・・コンサートで伝える、やっぱり自分が曲を書く原動力というのもリスナーのみんなが聴いてくれているから、何か受け取ってくれている、そしてそれを僕に返してくれていると思っているので、それに対しての感謝としか言いようがないですね。その気持ちは忘れていません。だからいつもアルバム作っているときは、今回のアルバムは気に入ってもらえるのかな？、好きでいてくれたらいいな・・・そう思っています」

──本日はありがとうございました。

Ｉｎｆｏｍａｔｉｏｎ

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黒沢健一

（クロサワ ケンイチ）

1968年8月11日生　/ Ｂ型　19歳で南野陽子、島田奈美などへ楽曲提供やＣＭ曲提供など、作家としてデビュー。1991年　弟 秀樹、木下裕晴と共にL⇔Rを結成。1995年オリコンNO.1シングル「Knockin' on your door」をはじめとした純度の高いポップスを送り続ける。1997年活動休止までレギュラーラジオ番組・全国ツアー、など精力的に音楽活動を行う。L⇔R活動休止以降、ソロ活動開始。2003年～2005年にかけて　curve509、健'z、Science Ministry、MOTORWORKSと４つのバンド、ユニットで活動の幅を広げる。また、森高千里・湯川潮音などへの楽曲提供、徳山秀典・hi*limitsなどのプロデュースなど活動は多岐にわたる。

>>>黒沢健一 オフィシャルサイト

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